隠れミリタリーオタクの見分け方 その1
















旅行したことがないはずのに、ロシアの地名に妙に詳しい

隠れミリタリーオタクの中にはかつてドイツ戦車が大好きだった人達が多数含まれている。かくいう私もその一人であり、また世の中には数多くのドイツ戦車オタクが潜伏しているのである。
アメリカ戦車のなんとなく大量生産を意識したデザイン性のかけらもない戦車よりも、ドイツ軍の、「いかにも戦車でございます」という風格と、ソ連の強敵T-34が出現する以前の「敵の弾は分厚い装甲で跳ね返してごらんにいれます」風の直角ボディーにそれはそれは男として大いに誇り萌え?を感じたのでアリマス。そんなドイツ戦車好きかどうか見分ける方法がある。この人は怪しいなあと思う人に
「ドイツ軍の戦車でタイガーって知ってる?」
「パンサーって知ってる?」と聞いてみるのだ。
普段そういうことを聞かれない戦車オタク好きは一瞬貴方の目を見つめながらも「うん」と言うだろう。しかしその1秒後に「どうせならティーゲル、パンテルと呼んでほしいなあ」とつぶやくはずだ。私と同類のミリタリー(戦車)オタクならこのあと怒涛のウンチクを披露してくれるにちがいない。

ただ、戦車の名称程度では単なるモノマニアかもしれない。どれくらい深さがあるのかを計るにはロシアの地名を聞いてみるのがもっとも効果的だ。ドイツ軍の戦車が好きならかならずフォン・メレティンやパウル・カレルの本、小林源文先生の漫画を読んでソ連(現ロシア)の戦場となった地名に聞き覚え親しみがあるはずだからだ。

まずは被疑者にそれとなく、「クルスクってどこか知ってる?」と聞いてみよう。ドイツとソ連軍の間で大戦車戦が行われた地名であるため、大抵みんな「知ってる」と答えるはずだ。(ここでプロホロフカだろうとツッコマないようにね)

だが、これではまだどの程度オタクなのか分からない。質問を続けよう。

・ハリコフ
・スターリングラード(現ボルゴグラード)
・ブレスト-リトフスク
・ミンスク
・スモレンスク
・オデッサ
・ウマーニ
・ボロジノ


このあたりの地名を聞いたことがあると回答する人はかなりのミリタリーオタク OR 地理・地図オタク。ミリタリーオタクなら中級〜上級であること間違いなし。ちなみに僕はエロマンガ島を発見して大喜びしていたしょーもない人間である。

最後にアルハンゲリスクアストラハンの地名を知っていたらこれはもう真性オタクと見ていいと思う。なんせバルバロッサ作戦(ロシア侵攻作戦)の到達目標A−Aラインの都市名だからである。

てなわけで、貴方の周りで旅行したことないのにロシアの地名に異様に妙に詳しい人がいたらきっとドイツ軍オタクか、戦車オタクである可能性は高いのである!なんといってもオタクはこの手の話題を振られるともうあれもれも話をしたくなるのだ。


最近はyoutubeで映像も楽しめるし、イイ時代ですわ。僕らの時代はすべてイメージ(妄想力)が頼りだったのに。
 
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