思い出の日本陸軍シリーズ

日本陸軍歩兵セット
 
ミリタリーミニチュアの購買欲をそそるのは僕の場合映画がきっかけになることが多い。日本陸軍歩兵セットを買ってみようと思ったのはテレビで見た「戦場にかける橋」「戦場のメリークリスマス」、ちょっとマイナーだけど不倫は文化だ!と一世を風靡した石田純一が出演していたオーストラリア映画の「カウラ」。特に「カウラ」では92式重機関銃を撃ち、弾が尽きたのちに銃剣突撃する石田純一の姿に「いけっー!」と応援したものだ。結局トミーガンでオーストラリア兵に撃たれて捕虜になってしまうのだが。(ちょっとトリビアでしょ?)

この日本陸軍歩兵セットの何が魅力的かというと日本陸軍の伝統である歩兵突撃を具現化する武器であるあの38式歩兵銃の着剣版や将校の軍刀、さらには日本軍兵器の中で数少ない自慢できる兵器である擲弾筒がセット化されていることだ。これには大興奮。

  ショックだったのが軍刀がすぐに折れること(T_T)。雑多に箱に入れていただけにそのうち、銃剣も折れたりして行方不明に。2つ目を購入した際には防暑防止の直垂部分を切り取って鉄兜と組み合わせるプチ改造をもちろんする。(^^)他のアメリカやドイツ軍のように8体くらい入ったセットが出るのを期待していたが、やはり人気がないのかタミヤからは発売されず。仕方ないので(?)アメリカ兵を勝手に日本軍に志願させて立ち撃ち姿勢の歩兵と、伏せ撃ちで軽機関銃を撃つ歩兵の2体を加えたのである。

なお、軽機関銃は97式中戦車についていた対空用のものを流用。ちなみにバーリンデンのカタログ(英語でした)に載っていた日本軍将校もこれまた映画の悪役みたいな顔だったのでがっくりした記憶があります。日本軍って人気ないのかなあ・・・。
こんな日本兵セットがほしかった・・・


機関銃チームセット














突撃セット

いくらアメリカ兵を勝手に日本軍色に塗っても違和感がある。やっぱり日本軍のセットがほしいと妄想を繰り返していた。

その1
ドイツ機関銃チームセットがあるのだから
日本陸軍92式重機関銃分隊セット」ぐらいあってもいいではないか!!

土嚢と組み合わせた防御陣地のシーンで使えそうですが、どうもやられキャラとして使われそうな気が。(悲しい〜)
 

その2
ドイツ歩兵突撃セットがあるのだから
日本陸軍銃剣突撃セット

並べるのは大変だけど、これもやられキャラ系のような気が・・・。

海外のマニアからすると
「 「日本陸軍万歳アタックセット」になってしまうのかな。戦死体がごろごろ入ってるセットってそういえばないな・・・。

97式中戦車(チハ戦車)

97式中戦車
この97式中戦車は今風にいうと「ダサ格好いい」。いかにも日本的な感じのする戦車です。この戦車だけ眺めているとなかなかいいなと思うけど、ドイツやソ連の戦車を横に置いてみると「勝てねえ・・・」とつぶやいてしまうのである。

  おまけに付属の戦車長の顔は怖いし背筋伸びすぎ。(笑)機銃手にいたってはなんと半身。しかもこれも怖い顔。日本兵セットと組み合わせるにはあまりにも躍動感のない姿勢に閉口・・・。

キットもよく出来ていて装甲の薄さを実感できるようなペラペラな作りで、なんとも悲哀を感じさせる戦車だった。あまりにかわいそうだったので、V号戦車の短砲身75mmを57mm砲の横につけてあげたのと、最初に造ったモデルには砲塔後部を改造し、ドイツの75mm対戦車砲を搭載したモデルを製作。砲塔は改造しなかったので構造的に無理はありますけど(汗)

こんなかんじです。

そういえば、いまや廃刊になってしまった「戦車マガジン」の別冊で97式中戦車の特集雑誌があって穴があくくらい読んだなあ。
一式砲戦車

一式砲戦車
これは結構マイナーな戦車。正確には自走砲。どうしてタミヤはこれを製品化しようと思ったのだろう。97式中戦車改を普通なら優先させるはずだけど。担当者はやはり威力のある砲を乗せた日本陸軍の兵器があったことを知らしめたかったのだろうか。

このモデルがすばらしかったのは砲の照準装置や砲の後部がしっかりと作られていたのと、底や操縦席の椅子が再現されていたこと。これはプチ興奮。

キットはちょうど砲とその周囲を囲った防弾装甲の部分はそっくり取り外しできるため、私は庭で砲台だあ〜と設置して遊んでいたのですが、私が眼を離した隙になんと飼い犬にハグハグされてしまい、砲は壊滅。横にいたドイツ88mmのカッコいい指揮官将校まで片足を食いちぎられるという悲劇的な結末に。

砲を失った車体はその後、改造して日本軍版偵察装甲車両に変身。片足を失った将校はランナーを改造した義足をつけてあげ、その後も大活躍(笑)


こんな風に改造。砲は飼い犬の攻撃で完全破壊。
97式中戦車改


数量限定で発売された97式中戦車改モデル。同時期にT34/85も数量限定で発売。せっかくいいモデルなのに戦車長がついていないし、砲塔の内部も再現されていない。なぜだ!おかげで97式中戦車の戦車長を転勤させることになってしまった。で、それまで半身のため、使い道の無かった機銃手を昇格させて戦車長に(爆)
戦車としてはあまりにも弱そうだったので、現地改造型と勝手に命名し増加装甲をべたべたと貼り付けた。蚊取り線香を押し付けることで弾が当ったあとも再現(爆)

  
最後に日本陸軍シリーズと言えばファインモールドを紹介しないと。この会社は愛知県の豊橋にある小さい会社だが、映画紅の豚に登場する赤い架空の飛行艇サボイアS.21の模型を作ったり、日本陸軍のマイナーな戦車や車両、火砲を次々とリリース。マニア心をくすぐる会社なのだっ!

 
95式軽戦車              97式軽装甲車
 
PIT-ROAD
ピットロード
ピットロード社といえば艦艇模型の1/700用の艦船装備セットでお世話になっていたメーカーだが、近年日本陸軍系にも力をいれている。


お値段はちょっと大人買いの値段だが、陸軍の重砲や山砲、さらには海軍の機銃や高角砲もあるなんてかなりそそられる。しかし、この価格では小学生や中学生には手が届かないね・・・。
41式山砲セット 96式25mm3連装機銃

 
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