銃器のコレクションと肉体コンプレックス















高校の英語の先生が授業中にふとモデルガンの話題に触れて「モデルガンを収集するのはなぜか?それは男のイチモツに自信がない現れだ。」と教えてくれた。この話は本当かどうかわからない。僕はガンマニアと呼ぶほどのものではないが、それでも当時はAK-47のガスガンや、ボルトアクションタイプのM-16A1、MP5、マルイの南部14年式拳銃などを所有していた。イチモツの自信というのは大きさなのか、それともそれを使った行為そのものなのか、まだまだウブだった高校生には分からなかったが、少なくとも肉体のコンプレックスを補うためと理解するとなんとなく自分に当てはまるとそのとき、授業そっちのけで考えこんでしまったのである。

実はこれが僕が銃器に興味を失うきっかけでもあった。そういう目で見ている人がいるんだと知った時点でなんとなく自分自身に対して恥ずかしい気持ちになってしまったからである。

大学に入学してどういうわけか体育会に入会してしまい、これまで無縁だった肉体命の生活を送ることになったのだが、体が大きくなり、体力に自信がついてくると自分で射撃をするような拳銃やライフル類にはほとんど興味が無くなってしまった。ただし念のため補足しておくが、トレーニングをしてイチモツが大きくなったわけでは決してない!

所有していたモデルガンで思い出深いのはどこのメーカーだったか忘れてしまったが、5連発マガジンのツヅミ弾式SS-7000(?)。ボルトアクション式のライフルで時々、部屋から庭にめがけて射撃していたか、ツヅミ弾ということもあり威力はしょぼかった。次はBB弾モデルのヘッケラー&コック社のMP5。これもマシンガンであるがボルトアクションタイプの、なんとも乾いたバネの発射音のする銃だったが、バナナ型のマガジンの曲がり具合が気に入っていた。組み立て式のM16A1の銃剣装着部を取り外して接着し、別途購入した米軍の銃剣を取り付けられるように改造した。最後に買ったのはソ連のAK-47。最初で最後のガスガン。ガスボンベを二つ装着し、マガジンに大量にBB弾を詰めて庭で連射してみた。快感だったが、とにかく用意するのが面倒くさくてそのうち飽きてしまった。いまも実家のどこかにあるはず。拳銃は銀弾鉄砲のワルサーP38に始まり、オートマグ、最後は南部14年式で終了。いまは電動ガンというものもあり、あの時そんなものがあったらもっとハマッていたかもしれないな。

もし、お金が余っているのなら家に飾っておきたいとおもうのは以下の銃。
MG42 

MP44

MP40


38式歩兵銃


モーゼルM712


96式軽機関銃

 
 
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